2024 7/10

歴史的建造物・築地本願寺にて「Wrapping the Earth」プロジェクト開催決定

クロノス保全財団は、このたび、東京の歴史的建造物である築地本願寺にて「Wrapping the Earth」プロジェクトを2024年7月10日に開催することを発表しました。本プロジェクトは、最新のプロジェクションマッピング技術とブロックチェーン技術を融合させ、築地本願寺の持つ文化的・歴史的価値を現代に伝え、未来へと継承することを目的としています。

築地本願寺は、浄土真宗本願寺派の東京別院として、江戸時代初期の1617年に創建された由緒ある寺院です。本願寺派の宗祖である親鸞聖人の教えを広め、関東地方の門徒を守護する拠点として、長い歴史の中で重要な役割を果たしてきました。関東大震災により堂宇の多くが失われた後、1934年に再建された本堂は、インド仏教の影響を受けた独特の建築様式を持ち、東京の都市景観において象徴的な存在となっています。

「Wrapping the Earth」プロジェクトは、この歴史的に重要な築地本願寺を舞台に、最新のプロジェクションマッピング技術を用いて、建物の壁面を巨大なキャンバスに見立てた映像を投影します。投影される映像の具体的な内容は現在制作中ですが、築地本願寺の歴史や文化的価値を表現し、来場者に感動と興奮を与えるような演出が予定されています。

本プロジェクトのもう一つの特徴は、ブロックチェーン技術の活用です。イベントの記録や参加者の情報をブロックチェーン上に永続的に保存することで、プロジェクトの記憶を未来に確実に引き継ぐことができます。これは、文化遺産の保護と継承に新たな可能性を開く、革新的な取り組みと言えるでしょう。

クロノス保全財団は、「Wrapping the Earth」プロジェクトを通じて、テクノロジーと歴史・文化の融合により新たな価値を創造し、社会に発信していくことを目指しています。築地本願寺という歴史的建造物の魅力を、最新技術を用いて現代に伝えることで、文化遺産の重要性や保護の意義について、多くの人々の理解を深めることができると考えています。

プロジェクトの開催日である2024年7月10日には、築地本願寺の境内が幻想的な映像で彩られ、歴史と現代が交錯する特別な一夜となるでしょう。会場では、プロジェクションマッピングのパフォーマンスだけでなく、文化遺産保護に関するセミナーやワークショップなども予定されており、来場者は文化遺産について学び、考える機会を得ることができます。

クロノス保全財団の代表は、「私たちは、テクノロジーの力を借りて、歴史と文化の架け橋となる活動を展開しています。築地本願寺という由緒ある建造物を舞台に、最先端の技術を用いて文化遺産の価値を伝えるこのプロジェクトは、私たちの理念を体現するものです。多くの方々にご来場いただき、文化遺産の魅力と重要性を感じていただければ幸いです」とコメントしています。

「Wrapping the Earth」プロジェクトの詳細や観覧方法については、今後クロノス保全財団の公式ウェブサイトやSNSを通じて順次発表される予定です。歴史と現代が交差するこの特別なイベントに、ぜひご期待ください。